介護職は、高齢化社会である今の社会を支える大切な職種です。需要も多く、その職業を目指す人も多いのですが、実は体力的にもきつい、夜勤があるなどで離職率も高いのが現状です。そのため若い世代が介護職についても、なかなかその職場に定着しないという場合が多いのです。
そこで現在活躍しているのがミドル世代です。ミドル世代というのは、まさに子育て中の世代、親の介護に携わる世代なのですが、これまでの経験を生かして介護職を目指すという人は少なくありません。
介護職で勤務する場所といえば、病院や施設といったところがすぐに思い浮かびますが、実はそれだけではありません。訪問介護といって、在宅で介護サービスを利用する人のお宅に訪問、そして介護をすることもあるのです。一度の訪問が、30分、1時間などと区切られていますし、訪問する曜日や時間が固定されているので、その時間だけパートタイムで介護職に携わるという人も多いです。
実際に子育て中の人でも、子供が学校に行っている間だけパートタイムで働くことも可能です。また親の介護を終えた年代の人は、年齢的に体力にも自信がないという人が少なくありませんが、そのような場合は、生活援助に関する介護をする、また一日一件だけの訪問にするなど、調整して働くことも可能です。
介護職は比較的年齢に関係なく、パートタイムで自由な働き方が出来るという魅力があります。そのためミドル世代も活躍できるのです。